冬のアフガニスタン、ゆっくりと陽が沈む首都カーブルの丘の上にある聖地サヒ・モスク。
アフガニスタンに来て、ここで子どもたちの笑い声を聞き、たくさんの家族が訪れているの見て平和なひとときが流れるのを最初に実感した場所だった。
周囲の山の斜面にはたくさんのシーア派のハザラ人が暮らしており、近所の子どもたちがここにやってきて、広場で遊んでいるようだ。
しかし床のあらゆるところに四角い石碑が埋め込まれており、かつてここで起きた大規模な自爆テロで亡くなった人々の名前が生々しく刻まれていた。
これからは、この平和なのんびりとした日常が、いつまでも続くことを願うしかない。