おもてなし

October 10, 2015

2014年の夏に、イランを訪問した。

 

入国審査でいきなり別室に連れて行かれ、

両手の10本の指の指紋全てを採取されたこともあって

やっぱり宗教的にもいろいろと厳しい国なんだろうなあ・・

というイメージになっていた。

 

旅行中、とある奥地の村を一人で訪ねた。

 

朝早くに都市部からバスを何本か乗り継いで、

辿り着いた時には、すでに夕方になっていた。

 

しばらく村を散歩したあと、この村に泊まりたいと思ったが、

宿泊施設は見当たらない・・・・。

 

もはやバスも来ないので、

明るいうちに一つ前の街まで帰るのも難しい状況だった。

 

どうしようか・・と困って一人で村を眺めていた時に、

車でとある家族が村にやってきた。

 

そのうちの一人の女性に、

この村に泊まれるところはないか聞いてみると、

なんと「よかったらうちに来ないか」と言ってくれた。

そのまま、お言葉に甘えて一晩お世話になることにした。

 

部屋には親戚がたくさん集まってきて、

お互いに上手くない英語を駆使して

日本のことやイランのことを話しながら

食事をご馳走になった。

 

みんなとても親切で、何か欲しいものはないか、とか、

どうしたいかとか、何度も聞いてくれた。

 

朝起きて、朝ごはんをいただいた後、村の小さなモスクに招かれ、

お祈りを済ませた。

 

家族は親戚の家に遊びに来ていたようで、

都市部に普段暮らしている本当の家があるから、

よかったら数日後に来ないかと言われ、

急遽予定を変更することにした。

 

何にもないイランの村で過ごした時間は、

自分のイランに対するイメージを一新してくれた。

 

多くの日本人にとって、イランは何かと危ない国というイメージが

強いが、現地の人々はそんなことはない。

 

むしろ、イランの「おもてなし」は、

日本のそれを上回ってるんじゃないかと思うくらいだ。

 

                 −9−

 

Please reload

​コメントお待ちしています。お手数ですが、Eメールアドレスを記入する必要があります。
Recent Posts

July 15, 2018

June 9, 2018

May 12, 2018

Please reload

Archive
Please reload