超スローライフ

January 25, 2016

出会ってから一緒に時間を過ごしていろんなことを考えていた。

 

周りには岩山しかない。

 

ヤギの鳴き声だけがやまびこになって響いている。

あとは何も聞こえない。

ここでずっと生活しているのか。

 

時計はない。太陽の向きをみれば陽が沈むまでに

どのくらい時間があるかはだいたい分かるらしい。

超スローライフ。

 

おっ、陽がだいぶ傾いてきたから

そろそろタジンの準備でもすっか、というようなノリで食事の準備を始め出す。

とりあえず暗くなれば寝るのだろう。

 

目を閉じて、大阪の地下鉄御堂筋線の満員電車の中を思い浮かべてみた。

周りには人、人、人しかいない。

 

1分単位で正確に電車は来るし、

みんな忙しそうに時間を気にしている。

通勤時間帯に乗ってしまうと、人に押しつぶされて息をするのも一苦労だ。

 

・・目を開けるとまたヤギの鳴き声がした。

 

ここには電気やガスや水道はないし、家は洞穴だ。

だけど・・・

彼らには大切な人と過ごすたっぷりの時間と、

誰にも負けないくらいの素敵な笑顔がある。

                                 ー22ー

 

 

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