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​KUTCH

​カッチ
​インド・西の果てに紡がれる伝統と暮らし
 KUTCH-カッチ-とは、インドの西、グジャラート州のさらに西の端の一部にある地域のことである。
カッチはかつて首都ブジを中心にカッチ王国として数百年もの間栄えていた。今もブジはこの地域の中心的な町として機能している。そして、このカッチとその周辺には、イスラム教徒であるジャット族をはじめ、ラバリ族、アヒール族、ワダ族、ハリジャン(メグワル族)など多種多様な少数民族が暮らしており、彼らが創り出す民族衣装などに施されている刺繍の質が大変素晴らしいことで世界的にも有名である。また、魔除けのために始まったとされている、小さな鏡をたくさん縫い込む「ミラーワーク」が特徴的である。他にも、丸い形をした家屋である「ブンガ」、家の土壁を柔らかい時にひねり出し模様を描く「マッドワーク」(鏡も埋め込まれている)などの伝統的文化が存在する。
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