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Nuristan

​ヌーリスタン・光の地に
​ワイガル・パルン・ワマ地域
​ヌーリスタン<光の地>はアフガニスタン東部、パキスタンと国境を接する非常に山深い地域に存在する。
​ヌーリスタンはパルン、ワイガル、ワマ、カムデシュ、バルギマタル、ヌールグラム、マンドル、ドゥアブ、にカンティワを加えた9つの地域に分かれており、それぞれが独自の言語(方言)を持ち、異なる集団を形成している。現地での最新情報によると現在人口約40万人。(2024)
ヌーリスタンはかつて19世紀末、120年ほど前までは、カフィリスタンと呼ばれていた。
カフィリスタンはカーフィル<異教徒>の地という意味で、イスラム教徒ではない独自のアニミズムを信仰する民族が暮らす地域だった。他のアフガニスタン人とは違い、かつてアレキサンダー大王の東方遠征にて共にやってきた人々の末裔だと言われているが、その起源は謎に包まれている。しかしカーフィルの人々は当時19世紀末のアフガン王による強制改宗、つまり死かイスラム化するかの選択を迫られた結果、多くはイスラム教徒となる。そして地名もカフィリスタン<異教徒の地>はヌーリスタン<光の地>へと姿を変え、現在に至る。
また、一部の人々はパキスタン側のチトラール藩王国へと逃げ、チトラール王の保護により改宗を免れたことで、今もカラーシュ(カラーシャ)としてパキスタンで4000人ほどの人々が独自の文化を守りつつ暮らしている。
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