色とりどりの民族衣装を纏う、サルバース村に暮らすバローチの子どもたち。
バローチはパキスタン西部、アフガニスタン南部、イラン東部に跨って暮らすイスラム教徒主体の少数民族。
村だけでなく都会においても、女性は今も民族衣装を身につけて歩いている。
かなり貴重な光景だった。
しかし、ここは乾いた山奥の小さな村だ。
今まで見たことがないであろう外国人の出現に子どもたちのテンションが上がる。
やたらと集まってくる者、遠くから見つめる者、お菓子を見せびらかして食う者など様々だ。
ある意味あまり日本と変わらない。
マニナン タカシ 私の名前はタカシ。
マン ジャパネー マルドマン 日本から来ました。
ティナム ケイン? あなたの名前は何ですか?
初めのバローチ語会話はこれで十分だ。
村の子どもたちは、みんな元気にしているだろうか。