監視カメラと子どもたち。
新疆ウイグル、タクラマカン。
街の検問をくぐり抜けて砂漠の方へと郊外をとぼとぼと歩いていた。
人通りがないところでも、十字路のいたるところに複数のカメラが設置されている。

こちらは街の中心部にある巨像。
クルバーンというウイグル人の男性と毛沢東が手を取り合っている。
意図的に毛沢東の方が身長を高くして、ウイグル人の男性を見下ろすように作ったと言われている。

下の方には、中国の体操服のような制服を着て学校へと向かう子どもたちが写っている。
街ゆく人々や子どもたちの雑踏や声、一見すると何気ない街の生活風景が見られる。
しかし、そこには見えない無言の重圧があり、それをひしひしと感じながら撮影していた。