地図を見て想像していた

昔、子どもだったころ。

世界地図を眺めては、都市部から遠く離れた地域に目をやり、

ここには一体何があるのだろう?

人は住んでいるのだろうか?

どんなふうに暮らしているのか?

と想像していた。

行ってみるとそこは、深い深い山奥だったり、とてつもなく暑くてとてつもなく寒い砂漠だったり、どこまでも続く大草原だったり、様々だった。


美しくも不便で、学校や病院は遠く、厳しい自然環境の中。

だけれども今まで日本で見たことのないほど、

目を輝かせながら見つめてくる子ども、

そして力強くたくましく、時にはのんびりしながら、

毎日を豊かに生きる人々がたくさん暮らしていた。