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296 灼熱のれんが工場・アフガニスタンの働く子どもたち

アフガニスタン・カーブル郊外の砂漠地帯でれんがを作る子どもたち。

泥をつくり、型をとり、乾燥させ、釜で焼く。

彼らは、みな東部ナンガルハル州ジャララバード出身で、父親など大人の男性と共に毎日働いている。この一帯で家族と一緒に暮らしている場合が多く、子どもたちは学校には行けない。


日中は体が焦げつきそうなほど暑く、夏は早朝に仕事を済ませることが多いようだ。

1000個ものレンガを作ってわずか300アフガニーを稼ぐ。

1つあたりたったの0.6円だ。


砂漠のあちらこちらに、窯から伸びた煙突がそびえ立つ。

子どもがこんな焼け焦げるような劣悪な環境で働かなければいけない世界。

しかしそれでも彼らは悲しそうな、辛く苦しそうな姿を見せることはなかった。

私にようこそと握手を求め、前向きに懸命に働き、生きていこうという力強いエネルギーを感じさせた。


れんがの型をとって運ぶ子どもたち

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