瞳が綺麗なバローチの少女。
本来なら、こちらが分け与える立場でもあるはずだが、
いつもいつも、何か温かいものを分け与えてもらっている。
村を去るときは、ギリギリまで握手して、
見えなくなるまで笑顔で手を振ってくれていた。
初めて出会って、言葉もまともに通じない。
しかしそれでも、だからこそ、日常生活の中で忘れがちな、
今生きている者同士の、本当の心と心のふれあいを感じさせてくれるのかもしれない。
「生きること」とは、そういうことでもあるはずだ。
出会えてよかった。ありがとう。
写真を持って、また会いに行けますように。
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