バロチスタンの北部の山岳地帯の村の子どもたち。
そう高い山ばかりでは無いが、
大通りを脇道に入って登ると、
乾いた山々が連なっている中に小さな村が点在している。
その中のある村にて一泊することになった。
少し保守的な雰囲気の村が多く、
外国人がこの辺りを訪れることはまずないが、
村には興味津々で喜んでくれる子どもたちがたくさんいた。
夕方、日差しが弱くなり、涼しくなると村人たちが外へたくさん出て来る。
こちらは、ろくにバローチ語も話せないわけだが、
村人たちは日本からの客人だと分かると、
がんばって意思疎通しようとしてくれたり、お菓子や飲み物を分けてくれたりと、
みんなフレンドリーで優しかった。
この素敵な民族衣装と、彼らの日常の幸せを見たくてここまでやってきたが、
この村では、それを少し見つけることができた気がする。