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#33 乾いた山の村の子どもたち

バロチスタンの北部の山岳地帯の村の子どもたち。


そう高い山ばかりでは無いが、

大通りを脇道に入って登ると、

乾いた山々が連なっている中に小さな村が点在している。


その中のある村にて一泊することになった。


少し保守的な雰囲気の村が多く、

外国人がこの辺りを訪れることはまずないが、

村には興味津々で喜んでくれる子どもたちがたくさんいた。


夕方、日差しが弱くなり、涼しくなると村人たちが外へたくさん出て来る。


こちらは、ろくにバローチ語も話せないわけだが、

村人たちは日本からの客人だと分かると、

がんばって意思疎通しようとしてくれたり、お菓子や飲み物を分けてくれたりと、

みんなフレンドリーで優しかった。



この素敵な民族衣装と、彼らの日常の幸せを見たくてここまでやってきたが、

この村では、それを少し見つけることができた気がする。



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