#74 最後の授業
- Takashi Fujimoto
- 2020年7月24日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年4月29日
小学校のウイグル語の授業。
おそらくウイグル語の授業が行われていたのは、ここが最後ではないかと思っている。

村が信じられないような辺境地にあるため、時間がかかった。
交代しながら枝を持ち、黒板の文字を読みながら、
クラスメイトと共に声を張り上げて発音の練習をする子どもたち。

その様子を見て、とても悲しい気持ちになった。
今、この光景を見ることができているのは奇跡で、
おそらく、もう二度と見られないのだと気づいていたから。
近年ウイグル語の授業がとても減ったという。
どうしてウイグル人なのにウイグル語を学べないのか尋ねた。
「ウイグル語では良い仕事につけないから」 らしい。
良い仕事って何?