九九

バロチスタン辺境の遊牧民の村にある、世界で一番小さな小学校。


九九を学ぶ少年。


どの国のどの辺境の学校であっても、九九はみんなが学んでいる。

何度も、声に出して繰り返す。

日本の小学生と同じだ。

くしゃくしゃになった手書きの九九の表。

勉強して町の学校へ進学できれば、村人の生活も変えることができる。

明かりは無いが、瞳には灯がともっている。