数字を指しながら、声を出して読む練習をする女の子。
イスラム世界の辺境を旅すると、女の子はあまり学校に行かないとか、
小学校を卒業したらそれ以上は進学しない、などといった場面も見る。
そのことについてある現地の人はこう話してくれた。
「私たちの地域では、女性は必ずしも進学・社会進出することを望んではいない。
これは長年培ってきた文化。実際家庭に入ることを望んでいる人は多い。」
いずれの土地であっても、その土地の様々な価値観や風習があるのだろう。
それがまた興味深く、旅がおもしろくなる一つの理由でもある。
しかしただ一つ思うのは、学校という場所があることを知り、そこに行きたいと願う全ての子どもたちが学校に通える世界であってほしいということだ。