未だ当たり前のように日常普段着として彼女たちが着用しているこの民族衣装は、アフガニスタンのヌーリスタン州から、チトラール王国のあったパキスタンへとやってきてから、長い時間、いくつもの変遷を重ね、カラーシュとしての彼女たちのアイデンティティを保ってきた大切な文化の一つだ。
日本からやってきた自分からすると、毎度毎度魅了され、ある意味で羨ましくも感じている。

そんな彼女たちも、谷から最寄りの街であるチトラールよりも遠出しなければいけない時は、パキスタンに暮らす一般的な人々と同じ格好に着替えるそうだ。

男子は一般的なサルワール・カミーズを着用。