少数民族カラーシュ。
互いに微笑みあって言葉をかける父と娘のナウィア。
日本のように海に囲まれてはいない。
村はタリバンの支配地域からも近いアフガニスタンの国境付近に位置し、
ヒンドゥークシ山中の奥深くにあって便利な場所ではない。
日本のようにきれいに道は舗装されていない。
3月にも、洪水によって村への崖道が崩れて、通れなくなってしまっていた。
日本のように当たり前のように電気や水道は使えない。
停電もよくあるし、水道は川の水、ガスが使いたいなら町から重たい容器ごと運ばなければならない。料理の時には薪を燃やすのが普通だ。
しかし、ここには平和で穏やかな日常、家族や友人と過ごすゆったりとした時間がある。
美しい自然もある。夏は木々が実をたくさんつけている。
自分たちの言葉、歌や踊りがある。
人が人として幸せに生きるのに何が一番大切なのか。
そのことについてよく考えさせてくれる。
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