カラーシュ語の挨拶は「イシュパータ」だ。
これは朝から夜までいつでも使える。
そのあとに「バーヤ(男性)」か「バーバ(女性)」をつける。
バーヤもバーバも日本語的には同じおばあさんの意味だから、
初めは使い分けるのが少し難しい。
「イシュパータ バーヤ(バーバ)!」
と、こちらからどんどん挨拶をして握手をするだけで、
カラーシュたちとの心の距離はぐっと近くなる。
このラニとサニータの二人もそうやって出会った二人。
もう三年も前になってしまった。
左のラニは今はチトラールの学校に通っているらしく、谷にはいなかった。
右のサニータは大きくなり、今もカラーシュ谷の学校に通って元気に暮らしている。
*KALASH<カラーシュ>のことはKALASHA<カラーシャ>
とも言いますが、現地ではカラーシュと発音しているのでそちらで表記しています。